エコキュートの凍結防止について│知らないと損する3つの対処方法

冬場の時期、屋外の気温が0°C以下になると思います。
気温が0°C以下になると、屋外に設置してあるエコキュートの配管が凍結する可能性があります。
配管が凍結すると、普段の給水機能が使用できなかったり、リモコンにエラー表示されたりします。
そのような事が起こらないためにも、この記事では代表的な凍結防止対策と凍結した際の対処方法についてご紹介いたします。

エコキュートの凍結時の対処法と予防対策

各メーカー凍結時のエラーコード

ダイキン(DAIKEN)

表示されるエラーコード一覧

  • 「HJ」

三菱

表示されるエラーコード一覧

  • 「C03」
  • 「C19」
  • 「C20」
  • 「C21」
  • 「C23」
  • 「C26」
  • 「C27」
  • 「C30」
  • 「103」
  • 「120」

日立

表示されるエラーコード一覧

  • 「Er24」
  • 「Er15」
  • 「HE22」

パナソニック(Panasonic)

表示されるエラーコード一覧

  • 「U22」

コロナ

表示されるエラーコード一覧

  • 「E14」
  • 「E16」

東芝

表示されるエラーコード一覧

  • 「U:27」
  • 「HU:E9」

エコキュート凍結予防対策

ここでは凍結予防対策について紹介していきたいと思います。

蛇口を少し開けておく

キッチンの蛇口を少し開けておくことで、凍結防止対策になります。
手順は下記の通りになります。

  • [1]水道の蛇口を開いて、水を少し流したままにします。
  • [2]お湯を使用しない時間帯に、リモコンの温度設定ボタンを(水)に設定します。
  • [3]キッチンの混合水栓のレバーをお湯側にして、1分間に200mL程度の水を糸引き状態で流したままにします。

翌朝、お湯を使用する際には、蛇口を閉じて給湯温度を元に戻してください。
これにより、寒冷時における配管凍結を防ぎ、快適な水道使用が確保されます。
(設定を戻すことをお忘れなく)
※水道代が心配な方
水道水1Lは0.2円程度になります。
1分間に200mlを9時間出したとして108Lで22円程度に収まります。

保温材に破損がないか確認する

保温材(または断熱材)とは、熱の伝導を抑制し、物体や構造体を外部の温度変化から守るために使用される材料です。
エコキュート本体やヒートポンプユニットの配管には、凍結防止のためにこの保温材(断熱材)が取り付けられています。
ただ、経年劣化や気象条件の変化により、損傷している可能性があります。
損傷していると、保温材の効果が十分に発揮できなく、冬季になると配管が凍結する可能性があります。
冬季が近づいたら、一度保温材の状態を確認することが重要です。

入浴後のお湯で凍結予防運転・凍結防止運転をおこなう

こちらはフルオートタイプのエコキュートのみ適用可能な対策です。

  • [1]浴槽にお湯や水を残す
    エコキュートが自動で風呂配管の凍結予防を行うためには、浴槽にお湯や水をはった状態を保持します。
  • [2]アダプタからのお湯の残量確認
    お湯が出てくるアダプタから10cm以上のお湯が残っていることを確認します。
    これにより、凍結防止機能が正常に作動する条件を整えます。
  • [3]浴槽に十分な残り湯を維持
    外気温が下がる際に、浴槽に十分な残り湯がある状態であれば、凍結防止運転がエコキュートにより自動的に作動します。

以上の手順により、浴槽の水を自動で循環させ、ふろ配管の凍結予防運転が行われます。
なお、この対策により浴槽の残り湯が配管に循環されるため、タンクのお湯は減少しません。

各メーカーの凍結予防対策

DAIKEN(ダイキン)

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三菱

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日立

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Panasonic(パナソニック)

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コロナ

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東芝

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エコキュートの凍結時の対処法

自然解凍

特に寒冷な朝には、エコキュートの配管が凍結してお湯が使用できなくなることがあります。
しかし、夜間に凍結が起きても、焦る必要はありません。
朝になれば外気温が上昇し、自然に凍結が解けることがほとんどです。
急ぐ必要がない場合は、給湯栓をわずかに開けておき、自然の力で凍結が解けるのを待ちましょう。

ぬるま湯をかける

凍結した配管部分にタオルを巻きます。
タオルにぬるま湯をかけます。温度は人肌よりも少し暖かいくらいが適しています。
複数回かける必要があるため、ある程度の量のぬるま湯を用意します。
ただし、極端に寒い場合は、タオルを巻いた箇所が凍結してしまう可能性があるため、基本的には気温が上がるまで待つことが推奨されます。
エコキュートでの凍結しやすい箇所は、「貯湯タンクとヒートポンプユニットをつなぐ配管」と「貯湯タンクと浴槽につなぐ風呂配管」の2箇所です。
他の箇所にぬるま湯をかけても凍結が解消されない可能性があるため、これらの箇所に重点的にかけるようにします。
また、お湯を急いで使いたいからといって、熱湯をかけるのは避けるべきです。
冷えた配管に熱湯をかけると、配管の一部が急激に膨張する可能性があり、歪みや亀裂を引き起こす可能性があるため、必ず人肌よりも少し暖かいぬるま湯を使用してください。
(故障の原因になります。)

まとめ

「エコキュートの配管が冬の寒さで凍結してしまった」というお問合せを寒さが本格的になるにつれ、とても多くいただきます。
この記事では、配管が凍結してしまった場合の対処方法、そして凍結防止対策方法をご紹介しました。
どれもとても簡単にすることができるので、ぜひ実践してみてくだい。
またその際に気を付けるポイントはしっかりと抑えないと、配管を破損してしまう場合があるので、
注意して行ってください。
凍結防止対策については、残り湯を残しておけば凍結時に自動的に「凍結防止運転」機能が作動するので、冬の間は残り湯を残しておくのもいい方法だといえます。
特に寒い地域では、寒冷地仕様のエコキュートがおすすめです。
これらの対策をしておけば、冬もエコキュートのトラブルを心配せずに済みます。
寒冷地仕様のエコキュートについてもご不明点などございましたら、お気軽に中日設備へご連絡ください。
この記事を読んで、エコキュートの凍結に関する知識を深め、寒い季節も快適に過ごす手助けになれば嬉しいです。

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