• エコキュートの水抜きなんてやったことがない
  • そもそも水抜きって何?
  • エコキュートの水抜きって必要なの?

こんな風に思ったことはありませんか。

電気代を抑えられる給湯器として人気のエコキュートですが、水抜きをやったことがある人や、水抜きの重要性を知っている人は少ないようです。

実はエコキュートの水抜きをしないと、故障や水質悪化・悪臭の原因になることもあるんです。

逆に定期的に水抜きをしていると、エコキュートの寿命を延ばすことが可能かもしれません。

そこでこの記事では、エコキュートの水抜きの重要性を徹底的に解説していきます。

エコキュートの水抜きが重要な理由

エコキュートの水抜きが重要な3つの理由

  1. 貯湯タンクの中に不純物が溜まる
  2. 浴槽に汚れが混ざる
  3. エコキュートの寿命が短くなる

貯湯タンクの中に不純物が溜まる

水道水にはマグネシウムやカルシウムなどの成分が含まれていて、知らず知らずのうちにタンクの底に不純物として蓄積されていきます。

当然、エコキュートを使用している年数が長いほど、不純物が多く溜まっていることになります。

浴槽に汚れが混ざる

循環ポンプを通して不純物も浴槽に送り込まれるため、浴槽内の湯水も汚くなります。若干の濁りや臭いが気になることもあるでしょう。

さらに、水道水には塩素も含まれていて、清潔な状態を保っていないと配管内にサビが発生したり、サビた湯水が浴槽に入り込む場合もあります。

エコキュートの寿命が短くなる

タンクの底に溜まった不純物や、配管に使われているゴム・パッキンが劣化し、破片や塊がフィルターに詰まったり循環ポンプに入り込んで、部品の摩耗や故障につながります。

結果として、エコキュートの寿命が短くなり、10〜15年の耐用年数が経過する前に買い替えが必要になります。

水抜きをしたことがない場合のリスク・トラブル

これまでに一度も水抜きを行っていない、特にエコキュートを導入してから3年以上経過している場合、タンクの底に数ミリ〜数センチの不純物が蓄積している可能性が高いです。

この不純物がサーモスタットの周りにも溜まっていると、サーモスタットが実際の温度より低温だと誤検知を起こし、過剰加熱→沸き上げ回数増加→電気代の増加・部品寿命の短縮という負のスパイラルが発生します。

また、フィルターの目詰まりによって水圧が低下し、シャワーがチョロチョロしか出ない、追い焚きに時間がかかるといった細かな悪影響も生じ、ストレスを感じることもあるでしょう。

さらに配管が詰まることで、水の流れが悪化して水圧が上昇し、接続部分から水漏れする場合もあります。

この他、外気温がマイナスになる寒冷地で使用している場合、配管内の水が凍結して破裂する危険もあります。

自分で水抜きをする際に覚えておきたいこと

必要な道具と注意点

必要な道具は、ドライバーとゴム手袋、排水する場所がない場合はバケツ、万が一に備えて防水シートや雑巾があればよいでしょう。

作業時の注意点は以下の通りです。

  • 感電を防ぐために漏電遮断器を確実に切る
  • 排水時に熱湯が出てくるので火傷に注意する
  • 水が勢いよく出て、周りが水浸しにならないようにする

水抜きに必要な時間は、タンク底の不純物を取り除く場合なら1〜2分程度です。

タンクの水抜きが終わったら、ストレーナーというフィルターも掃除するようにしましょう。これは給水配管からエコキュートのタンクに水を貯める時に、ゴミが入らないようにするものです。

このフィルターに異物が詰まったままだと、水圧が低下したり異物が削れてタンク内に入り込む場合もあるので、歯ブラシで汚れを落としたり、洗剤を使って洗うようにしましょう。

作業時のトラブル対策

水抜き中にありがちなトラブルは「排水が止まらない」「電源を復帰した後にエラーコードが出る」「お湯が出ない」の三つです。

排水が止まらない場合は、逃し弁が閉まり切っていない可能性が高いので、レバーを動かして異物を流してください。

エラーコードが出る時は、循環ポンプの空転エラーが多いので、止水栓を再度開けてタンクと配管を満水にすれば解消されることがほとんどです。

お湯が出ない場合は、給水元栓が全開になっているかの確認と、浴槽側の循環フィルターの装着向きを確認してください。

各メーカーの水抜き手順

パナソニック製

  1. 脚部化粧カバーが付いていれば外す
  2. 貯湯タンクの湯量が満タンではないことを確認する
  3. 漏電遮断器を「切」にする
  4. 給水元栓を閉じる
  5. 逃し弁レバーを上げる
  6. 排水栓を開いて排水管から約2分排水する
  7. 2分後に排水元栓を閉じる
  8. 給水元栓を開けて貯湯タンクを満水にする
  9. 逃し弁レバーを戻す
  10. 漏電遮断器を「入」にする

詳細については下記をご覧ください。
参照:Panasonic よくある質問

三菱製

  1. 給水専用止水栓を閉じる
  2. 逃し弁の操作窓を開けて逃し弁レバーを手前に起こす
  3. 排水栓を約1~2分開く
  4. 約1~2分後に排水栓を閉じる
  5. 給水配管専用止水栓を開く
  6. 排水口から水が出たら逃し弁レバーを戻す

詳細については下記をご覧ください。
参照:三菱 取扱説明書

ダイキン製

  1. 脚部化粧カバーが取り付けてある場合は外しておく
  2. 漏電遮断器を「OFF」にする
  3. 給水配管の途中に設置されている給水止水栓を閉める
  4. 逃し弁レバーを上げる
  5. 排水栓を「排水」側に合わせて約2分間排水する(薄型の排水栓は2か所)
  6. 排水栓を「通常」側に戻す(薄型の排水栓は2か所)
  7. 給水止水栓を開ける
  8. 排水ホース(黒)からお湯や水が出るまで待つ(空気混じりのお湯や水ではないことを確認する)
  9. 逃し弁レバーを下げる
  10. 漏電遮断器を「ON」にする

詳細については下記をご覧ください。
参照:ダイキン 知っておきたいエコキュートのお手入れ

コロナ製

  1. 漏電遮断器の操作カバーを外して漏電遮断器を「OFF」にする
  2. 給水専用止水栓を閉じる
  3. 逃し弁の操作カバーを外して逃し弁レバーを上げる
  4. 排水栓を開く
  5. 1~2分排水後、汚れがなくなったら排水栓を閉じる
  6. 給水専用止水栓を開く(約20分で満水)
  7. 排水口から水が出たら逃し弁レバーを下げる
  8. 逃し弁の操作カバーを戻す
  9. 漏電遮断器の電源レバーを「ON」にする
  10. 漏電遮断器の操作カバーを取り付ける
  11. 日時設定・給湯・ふろ温度設定をする

詳細については下記をご覧ください。
参照:コロナ 取扱説明書

日立製

  1. 沸き上げ中ではないことを確認して漏電遮断器を「OFF」にする
  2. タンク専用止水栓を閉めて逃し弁レバーを上げる
  3. タンク排水栓のハンドルを「排水」の位置へ90°左に回して約2分排水する
  4. タンク排水栓のハンドルを「通常」の位置へ90°右に回して、タンク排水管からお湯が出ていないことを確認する
  5. タンク専用止水栓を開ける
  6. タンク排水管からお湯が出てきたら逃し弁のレバーを下げて、漏電遮断器を「ON」にする

詳細については下記をご覧ください。
参照:日立 取扱説明書

東芝製

  1. 給水止水栓を閉じる
  2. 電源扉を開けて漏電遮断器を「切」にする
  3. 逃し弁扉を開けて逃し弁レバーを上げて1分待つ
  4. 排水栓扉を開けて排水栓を左へ回して開く
  5. 約2分水を出してきれいになったら排水栓を閉める
  6. 排水が止まったら給水止水栓を開いて、排水トラップにお湯が出るのを確認する(排水トラップが見えない場合は音で確認)
  7. お湯が出たら逃し弁レバーを戻す
  8. 漏電遮断器を「入」にして電源扉・逃し弁扉をネジで確実に締める
  9. 混合水栓のお湯側を開いて、お湯が出るのを確認する

詳細については下記をご覧ください。
参照:東芝 取扱説明書

水抜きをする頻度

水抜きはどれくらいの頻度が理想?

各メーカーは年に2〜3回を推奨しています。しかし使用頻度や家族構成によって変わるため、以下を参考にしてください。

  • 1~2人:年1回
  • 3~4人:年2回
  • 5人以上:年3回

もし井戸水を使用している場合は、鉄分やマンガンが多く含まれており、フィルターの寿命が短いので年3回の水抜きをお勧めします。

長期不在時や季節の変わり目の注意点

長期休暇で家を留守にすることがありますが、その時にも注意したいことがあります。

夏の長期不在時は、外気温が高いためタンク内の温度が下がりきらず、ぬるま湯状態が長く続くことがあります。この状態はレジオネラ属菌が増殖しやすく、衛生的によくありません。

もしその水を使って入浴すると、高熱や呼吸困難などを発症する可能性があります。そのため、1週間以上使用しない場合は、使用する前に水抜きをしてから沸き上げを行うことで、清潔なお湯を使うことができます。

夏とは反対に冬場の長期不在時は、凍結による配管の破裂に気を付ける必要があります。特に最低気温が−5℃を下回る地域では、出かける前に必ず水抜きをしてください。

エコキュートの水抜きを定期的にして快適に過ごそう

この記事では、エコキュートの水抜きが大切な理由や水抜きの方法を解説してきました。

エコキュートは高効率で光熱費を抑えられる心強い給湯器ですが、定期的なメンテナンスが欠かせません。特に年2〜3回の水抜きは、エコキュートの性能維持や水質を維持するために重要です。

そのメンテナンスの積み重ねが、エコキュートの早期故障や不具合の発生を防ぐことにつながるのです。当サイトでは、水抜き以外にもエコキュートの寿命を延ばすメンテナンスについて解説していますので、是非ご覧ください。
エコキュートのメンテナンス総合ガイド

でも、自分で水抜きをするのは心配や不安もあるものです。そんな方は中日設備にお任せください。

中日設備は、経験を積んだスタッフがエコキュートのメンテナンスをしっかり行いますので、安心してお任せできます。もちろん、設置前のご相談や購入サポートも丁寧にさせて頂きます。

エコキュートのメンテナンスやご不明な点がありましたら、お気軽にお問い合わせください。

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