
エコキュートは、光熱費の節約や地球にやさしい暮らしをしたいと思う方たちの間で注目され続け、2025年3月に国内累計出荷台数が1000万台を突破しました。
エコキュートを販売しているメーカーは6社ほどありますが、中でも三菱は、独自の技術と高い省エネ性能で多くの方に選ばれ続けています。
しかし、豊富なラインナップがあるので「どれが自分に合っているの?」「他社と何が違うの?」と迷う方もたくさんおられます。
この記事では、三菱のエコキュートの最新機能や特徴を解説しているので、自分のライフスタイルにピッタリな一台を見つける参考にしていただきたいと思います。
目次
エコキュートと三菱の歴史

画像引用:三菱エコキュート公式サイト
エコキュートが登場したのは2001年のことですが、三菱はその黎明期から参入し、ヒートポンプ技術の研究開発で培った知見を給湯器へと応用し、着実に性能を向上させてきました。
例えば、2006年には薄型タイプのエコキュートの発売を開始し、2008年には浴槽の栓を抜くだけで泡が配管を自動で掃除してくれる、バブルおそうじ機能付きエコキュートを登場させました。
2012年には、入浴中に微細な泡が体を包み込んでくれる、ホットあわー機能付きエコキュートを、2016年には、太陽光発電システムと連携する機能をもったエコキュートも発売してきました。
こうした機能は現在の最新モデルにも搭載されており、20年以上に渡って積み上げてきたノウハウが活かされています。
三菱のエコキュートの主な機能と魅力
こだわりの先進仕様
三菱のエコキュートには、4つの先進技術が採用されています。
その一つ目は、サーモジャケットタンクです。これは、貯湯ユニットのタンクに断熱性の高い真空断熱材やウレタンなどの素材を使うことで保温性を高める工夫です。

画像引用:三菱エコキュート公式サイト
そしてウレタンを含む断熱材を分割方式にしたのは、三菱が業界で初めてです。この分割方式により、素材ごとの分別を容易にし、リサイクルもしやすい環境配慮型の製品にすることができました。
二つ目の先進技術は、熱交換器の水が通る配管に、4条ガスクーラーを採用していることと、ガスクーラー内面にディンプル形状を追加していることです。

画像引用:三菱エコキュート公式サイト
こうすることで、配管どうしの接触面積が大きくなるだけでなく、水の流れのかくはんにより熱交換が促進され、効率的に水を加熱できるようにしています。
三つ目は、コンパクトなのに高出力を出せる三菱オリジナルの、ポキポキモーターを搭載していることで、冷媒を高効率に温め、お湯を沸かすのをサポートします。
名前の由来は、モーターを製造する際に、分割した鉄心を外側に広げて巻き線作業をした後、「ポキポキ」と折り曲げて円筒状に戻す工程から取ったそうです。
参考までにポキポキモーターは、三菱のエアコンやエレベーター巻き上げ機などに使われている主力部品です。
最後の先進技術は、プロペラファンです。
2025年度モデルから、ヒートポンプユニットに、新設計されたファンが採用されており、風量アップと熱交換率が高められています。
選べる給湯スタイル

画像引用:三菱エコキュート公式サイト
フルオートタイプのエコキュートは、湯はり・保温・たし湯まで、すべて自動でやってくれますが、ここに「マイルド」と「急速」の追い焚き機能をプラスしたのが三菱です。
マイルド追い焚きは、一定の速さでゆっくり温度を上げるので、お年寄りや子供にも優しいモードです。
急速追い焚きは、最大能力を使って一気にお湯を温めます。例えば、30℃の水を40℃にするのに必要な時間は約9分です。
ホットあわー

画像引用:三菱エコキュート公式サイト
ホットあわーは、0.01ミリのマイクロバブルを浴槽内に発生させることで、湯ざわりを柔らかくし、温浴効果を高める機能です。
三菱が行った試験によると、ホットあわー入浴の場合は、通常入浴に比べ入浴後の皮膚表面温度が高く、湯冷めしにくいことがわかっています。
またお肌の水分量が約1.6倍も増量し、うるおいが続きやすいこともわかっています。
浴室でいつでもリラクゼーションを楽しめると、利用者からの評判も良い機能です。
キラリユキープPLUS

画像引用:三菱エコキュート公式サイト
キラリユキープPLUSは、ふろ配管を通るお湯に、深紫外線という菌のDNAに働きかける紫外線を照射し、キレイなお湯をキープする機能です。
実は入浴後から浴槽内では菌の増殖が進み、半日経過したころには爆発的に増えています。
三菱が行ったある実験では、入浴前は約2000個だった菌が、13時間後には約200万個まで増殖していたのです。
しかしキラリユキープを作動させると、13時間後でも菌の数は約2000個と、最初とほぼ同じ数値を維持することができ、99.5%もの除菌効果があることが分かっています。

これにより、お湯の臭いを無臭に近いものにしたり、にごりを少なくしたり、排水溝に汚れが付着しにくくなる、という恩恵も得られます。
ここまでは、従来のキラリユキープでも同等の効果があるのですが、キラリユキープPLUSがすごいのは、おふろの残り湯を洗濯に使う前に除菌できる、キラリユ洗濯機能が追加されていることです。
先ほど入浴13時間後の菌は約2000個でしたが、キラリユ洗濯の働きにより、入浴15時間後には菌の数を10個にまで減少させることができたのです。
つまりキラリユキープPLUSを使うと、入浴中から入浴後までお湯がキレイで快適というわけです。
バブルおそうじ

画像引用:三菱エコキュート公式サイト
入浴後に浴槽の栓を抜くだけで、自動的に配管内をマイクロバブルで洗浄し、皮脂汚れや入浴剤の残留成分を除去できる機能です。
手洗いでは掃除できない配管内部を毎日リセットできるため、カビやぬめりの発生を抑え、掃除の負担を大幅に軽減してくれます。

さらに洗浄剤なしで、熱交換器も掃除してくれるので、いつでもキレイなお湯を浴槽に入れることができます。
この機能は、きれい好きな方や共働きで掃除時間を確保しにくい家庭、小さな子供やお肌が敏感な人がいる家庭から支持されています。
おそうじ湯はリンク

画像引用:三菱エコキュート公式サイト
浴槽の掃除から湯はりまでを自動で行ってくれる機能で、TOTOのシステムバスエコキュートを連動させることで可能となります。
しかしお風呂の掃除を使わなければ、湯はリンク単体でお風呂の閉栓から湯はりまでを自動で行ってくれます。
ホットりたーん

画像引用:三菱エコキュート公式サイト
入浴後の浴槽には、まだ温かいお湯が残っていて、何もしなければ冷めてしまうだけです。
そこに注目した三菱のエコキュートは、温かい残り湯の熱を捨てることなく、熱だけをタンクに戻すことで夜間のわき上げに必要なエネルギーを節約する機能を開発しました。
仕組みとしては、浴槽の熱と貯湯タンク内の水が、ふろ熱交換器を介して熱交換を行うものです。
通常、熱交換器内は浴槽の残り湯が通るので皮脂汚れが溜まりがちです。しかし、バブルおそうじの働きにより、毎回熱交換器も洗浄されるので、熱交換率が落ちにくい仕様になっています。
ハイパワー給湯
ハイパワー給湯は、最大290kPaの給水圧があるので、2か所同時に給湯しても水圧が変わりにくいので、ストレスなくシャワーを浴びることができます。
また、高圧力タイプの給水圧は180kPaが一般的なため、戸建て3階建ての3階部分の浴室への給湯はできませんが、ハイパワー給湯なら、それも可能です。
非常時にも使いやすい設計
万が一の断水の際には、貯湯ユニット内のお湯を生活用水として活用することができます。
タンク容量が370Lの場合、約3日分の水をストックできる計算となり、非常時でも心強い存在です。
またタンク下部に非常用取水栓を標準装備しており、操作しやすいハンドル形状と吐水路の径拡大で取水時間を約50%短縮することにも成功しています。
電力自由化対応
電力自由化により、各電力会社が多彩な電力プランを提供しているため、どのプランを契約すればよいのか迷ってしまうユーザーは多くいます。
しかし三菱のエコキュートは、多様な電力契約に対応しているため、電力プランに応じた自由な設定ができます。
例えば、実量制プラン契約でピーク電力を抑えたい場合は、ヒートポンプの沸き上げ能力をセーブすることで、時間をかけて沸き上げることができます。

画像引用:三菱エコキュート公式サイト
またカレンダー機能を搭載しているので、土日の料金単価が終日一律のプランにも対応しています。
この他、電力量料金単価の高い時間帯や、実量制の電力契約などで消費電力のピークを抑えたい時間帯に、エコキュートの沸き上げを停止できる機能もあり、エコキュートの沸き上げを自由に設定できるのも特徴の一つです。
省エネ制御
過去2週間の使用湯量を学習し、最適なお湯の量を自動で沸かしてくれるので、ムダを省くことができます。
例えば、週末の朝にシャワーの使用頻度が高い家庭では、その直前にタンク温度をやや高めに設定し、熱が無駄にならないように、必要量だけを効率良く沸き上げるという具合です。
スマホアプリで遠隔操作
三菱の家電統合アプリ「MyMU」を使えば、外出先からスマートフォンでお湯はりや追い焚き、沸き上げ休止などの遠隔操作をはじめ、過去2週間に使った湯量をチェックすることもできます。
あったかリンク・お天気リンクEZ
あったかリンクは、バス乾燥暖房機と給湯器を連動させることで、入浴前に浴室暖房を自動起動し、脱衣所や浴室を温めることで、ヒートショックリスクを低減する機能です。
お天気リンクEZは、太陽光発電と連携する機能です。
天気予報をもとに翌日の気温推移や日照量を予測し、太陽光発電の余剰電力が多い日は昼間に沸き上げ割合を増やすなど、運転モードを賢く切り替えることで、省エネをワンランク高い次元で両立できます。
三菱のエコキュートでオススメのモデルはどれ?
三菱のエコキュートは「Pシリーズ」「Sシリーズ」「Vシリーズ」の3シリーズで構成されており、搭載機能によって価格が違います。

画像引用:三菱エコキュート公式サイト
Pシリーズはプレミアムモデルのため、ここまで紹介した便利で快適な機能が全て装備されています。
Sシリーズは高機能とコスパのバランスを追求したハイグレードモデルで、販売価格はPシリーズより約8〜10万円低く抑えられます。そのため、予算と機能性をバランス良く確保したい4〜5人家族から高く支持されています。
Vシリーズは基本性能のみの搭載ですが、三菱の技術を体感できるベーシックモデルという位置づけです。
各シリーズの機能をまとめると以下のようになります。
| 機能 | Pシリーズ | Sシリーズ | Vシリーズ |
|---|---|---|---|
| バブルおそうじ | ◯ | ◯ | × |
| ホットあわー | ◯ | × | × |
| ホットりたーん | ◯ | × | × |
| ハイパワー給湯 | ◯ | ◯ | × |
| AI省エネ制御 | ◯ | ◯ | ◯ |
メンテナンスとアフターサポート
そうじ・洗浄・掃除などの日常メンテナンス方法
バブルおそうじを搭載しているモデルであれば、入浴後に自動洗浄されますが、月1回は浴槽フィルターを取り外し、シャワーで軽くすすいでゴミを除去すると良いでしょう。
またタンク下部の逃し弁には水垢が溜まりやすいので、半年に一度手動で排水を行い、内部の沈殿物を排出すると熱効率が維持されます。
エコキュートのメンテナンスについては、詳しく解説しているこちらの記事をご覧ください。
エコキュートのメンテナンス総合ガイド
放置するのは危険!エコキュートの配管洗浄していますか
長く安心して使うための修理・保証制度
三菱のエコキュートは、標準で本体2年・熱交換器・コンプレッサー3年・タンク5年保証が付いています。
しかし、別途有料の延長保証(最長10年)があるため、加入することで修理費用の自己負担を避けることができます。
故障が疑われる場合や不明点がある場合、あるいは修理を依頼する前は、お客様相談センターに電話すると、解決する場合があります。
公式サイトには、サポート情報もわかりやすくまとめられているので、一度ご確認ください。
中日設備がオススメする三菱のエコキュートはこれ!
この記事では、三菱のエコキュートの最新機能や特徴をご紹介しました。
まとめると
- 追い焚き機能を充実させられる(ダブル追い焚き)
- リラクゼーション効果を実感できる(ホットあわー)
- 入浴中から入浴後までお湯をキレイに保てる(キラリユキープPLUS)
- 夜間のわき上げに必要なエネルギーを節約できる(ホットりたーん)
などの機能がありました。
このように、三菱のエコキュートには数多くのラインナップがありますが、中日設備がオススメするのは、
高機能とコスパのバランスを追求したハイグレードモデル「SRT-S377/S467」
です。


370Lと460Lの2タイプがあり、家族構成によって容量はお選びください。
もし、設置スペースが限られている場合は、薄型タイプの「SRT-S377UZ/S437UZ」
がオススメです。


中日設備は三菱電機の群馬工場にて、施設研修会を受講し、最新情報を取り入れています。

この他にも、他社メーカーの扱いもございます。各メーカーの詳細が知りたい方は下記をご覧ください。
各モデルの詳細や、エコキュートについてさらに情報が欲しい場合は、お気軽にお問い合わせください。


