
エコキュートは高い省エネ性能のおかげで、毎月の光熱費を抑えられ、環境保護にも貢献できることから、人気が高く注目されている給湯器です。
しかしコロナ・日立・三菱・ダイキン・パナソニックなど、主要メーカー各社が独自の最新機能を競い合っており、「結局、どれを選べばいいの?」と迷ってしまう方は少なくありません。
また、初期費用が高額になるのではないかという不安や、万が一故障した際にすぐに対応してもらえるかという心配もあるでしょう。
そこでこの記事では、主要メーカーの最新機能を徹底的に比較し、あなたの家族構成や予算にぴったりの一台を見つけるコツを解説していきます。
目次
エコキュートのメーカー5社の独自の強みを解説

エコキュートの主要メーカー5社は、それぞれ得意とする技術や強みが明確に異なるため、違いをはっきり理解することが、自分に合った一台を見つける鍵となります。
まずは、各メーカーの強みや概要を知りましょう。
コロナ:独自の節湯技術「ES制御」とトップクラスの寒冷地性能
コロナは、世界で初めてエコキュートを開発したパイオニアとも言える企業です。
最大の強みは、長年の経験に裏打ちされた独自の給湯技術であるES制御と、高い寒冷地性能でしょう。
ES制御は、お湯を、つくる・ためる・使うという一連の流れを最適化し、無駄のない省エネ運転を実現します。
また、コロナのエキュートは、最低外気温がマイナス20度まで対応できる寒冷地仕様が充実しており、冬場でも安定した給湯能力を求める方にとって、心強い選択肢となります。
このほか、貯湯ユニット内の配管にステンレスを採用するなど、高い耐久性にも定評があり、長く安心して使いたい方におすすめできます。
コロナのエコキュートについて詳しい情報が欲しい方は「コロナのエコキュートの特徴と機能を大公開」をご覧ください。
日立:業界唯一の「水道直圧給湯」で水圧問題を根本的に解決
日立の強みは何といっても、業界で唯一の水道直圧給湯です。
通常のエコキュートは、貯湯タンク内のお湯を使うため水圧が弱くなりがちですが、日立は水道水を直接給湯するため、水圧が弱くなることがありません。
そのため、マンションの高層階や二世帯住宅、三階建ての戸建てなど、複数箇所で同時にお湯を使っても水圧が弱くならないのが大きな特徴です。
また、きらりUVクリーンのように、お湯の清潔さにこだわる機能も充実しており、家族全員が気持ちよくお風呂に入ることを重視する方から人気があります。
日立のエコキュートについて詳しい情報が欲しい方は「日立のエコキュートの特徴と最新技術を徹底解説」をご覧ください。
三菱:「お風呂の熱」を再利用!省エネと先進快適機能の両立
三菱のエコキュートは、快適性と徹底した省エネの両立に特化したメーカーです。
三菱の最大の強みは、入浴後の残り湯の熱を回収し、翌日の沸き上げに再利用する、ホットりたーん機能です。
また、ホットあわーやキラリユキープPLUSといったお風呂の快適機能を、他社よりも早く充実させてきました。
特にキラリユキープPLUSは、お湯をキレイに保つだけでなく、残り湯を洗濯に使う前に除菌する、キラリユ洗濯という機能もあり、洗濯機の利用頻度が高い家庭にも適しています。
さらに、高い水圧に対応したハイパワーの給湯モデルもラインナップしており、機能のバランスに優れているの特徴もあります。
三菱のエコキュートについて詳しい情報が欲しい方は「三菱のエコキュートのこだわり機能とおススメモデルを解説」をご覧ください。
ダイキン:空調のプロが作る「高水圧No.1」と高効率モデル
空調技術のプロフェッショナルであるダイキンは、ヒートポンプユニットの効率の良さに定評があります。
しかし、ダイキンのモデルが特に支持される理由は、業界トップクラスのパワフル高圧給湯です。
そのため、キッチンとシャワーを同時に使うことが多い場合、水圧の安定性が実感できるでしょう。
参考までに各メーカーの最大給湯水圧を比較すると以下のようになります。
| メーカー | 機能名 | 最大給湯圧力 | 補足 |
|---|---|---|---|
| ダイキン | パワフル高圧給湯 | 330kPa | 業界トップクラスのタンク式高圧給湯 |
| パナソニック | ウルトラ高圧 | 325kPa | 業界最強クラスの高圧給湯 |
| 三菱 | ハイパワー給湯 | 290kPa | – |
| コロナ | 高圧力パワフル給湯 | 290kPa / 260kPa | 機種やシリーズにより最大圧力が異なります |
| 日立 | ナイアガラ出湯 | 水道の元圧を利用 | 複数箇所で同時に使っても水圧が落ちにくい |
さらに、ウルトラファインバブル入浴やおゆぴかUVなど、快適性と清潔性を高める最新機能も搭載しています。
ダイキンのエコキュートについて詳しい情報が欲しい方は「ダイキンのエコキュートはここが違う!特徴と機能を徹底解説」をご覧ください。
パナソニック:「AIエコナビ」と節水・節約機能のパイオニア
パナソニックは、長年培ってきた家電開発のノウハウを活かし、AIエコナビによる徹底した省エネと節水機能が最大の強みです。
AIエコナビは、過去のお湯の使用パターンを学習し、無駄のない最適な運転を自動で行います。
共働きなどで生活リズムが変動しやすい場合でも、AIが自動で最適な沸き上げを行うため、常に効率的な運転が可能です。
また、シャワーの湯温を変えずに流量変動で節水する、リズムeシャワープラスや、入浴後のお湯の熱を回収する、ぬくもりチャージなど、細部にわたる節約・節水技術も充実しています。
業界初のダブル真空断熱材を採用した高い保温性のタンクも、光熱費削減に貢献しています。
パナソニックのエコキュートについて詳しい情報が欲しい方は「パナソニックのエコキュートは何がおすすめ?最新機能を徹底解説」をご覧ください。
【注目】各メーカーの最新機能と詳細を比較

ここからは、各メーカーの最新機能を、目的別に詳しく比較していきます。各メーカーの機能名と一緒にご紹介しますので、本当に必要な機能を見極めるための参考にしてください。
| 機能の概要 | コロナ | 日立 | 三菱 | ダイキン | パナソニック |
|---|---|---|---|---|---|
| 温浴・美肌効果を高める機能 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | × |
| 高圧給湯機能 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| お湯を紫外線などで除菌する機能 | × | 〇 | 〇 | 〇 | × |
| 配管などを自動で洗浄する機能 | 〇 |
〇 |
〇 | 〇 | 〇 |
| 省エネ制御機能 | 〇 | 〇 | 〇 | × | 〇 |
| 太陽光発電と連携する機能 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| 外出先で操作できる機能 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| 浴槽のお湯の熱を再利用する機能 | × | × | 〇 | × | 〇 |
| 高い保温性と省エネ性能を持つ機能 | 〇 | 〇 | 〇 | × | 〇 |
各メーカーのエコキュートが、どんな最新機能を備えているのか、イメージはつかめたでしょうか。ここからは、各機能の詳細を解説していきます。
家族の満足度UP!「快適お風呂機能」を比較
お風呂の快適機能とは、マイクロバブル・UV除菌など、お風呂の快適性と清潔性を高める機能です。
マイクロバブルやウルトラファインバブルと呼ばれる超微細な泡を浴槽に生成する機能は、肌への保湿効果や温浴効果を高め、リラックス効果をもたらします。
これは、日々の疲れを癒したい方にとって魅力的な機能でしょう。
また、UVを使って浴槽内や残り湯を除菌する機能は、残り湯を洗濯に使いたい方や、小さなお子様がいる家庭で安心感につながります。
三菱、日立、ダイキンはUV除菌機能を備えていますが、コロナとパナソニックには該当機能がありません。
お風呂の快適性を重視するなら、マイクロバブル機能とUV除菌機能の両方を備えたモデルがおすすめです。
ストレスフリーな「水圧と給湯性能」を比較
戸建て住宅で二階や三階に浴室がある場合、あるいは二人同時にシャワーを使うことが多い場合、給湯水圧は重視したい機能の一つです。
従来のタンク式エコキュートは水圧が弱いという欠点がありましたが、最新モデルでは高圧給湯が標準化されています。
ダイキンは最大330kPa、パナソニックは325kPaと非常に強力な高圧を実現していますが、別格なのが日立の水道直圧給湯です。
これは、水道の元圧をそのまま利用するため、複数箇所で使っても水圧が落ちにくメリットがあり、日立ならではの特徴と言えます。
高圧給湯の強さで選ぶならダイキンやパナソニック、水圧の安定性で選ぶなら日立、そしてコストパフォーマンスを含めて選ぶなら三菱、というように、設置環境や水の使い方に合わせて最適なメーカーを選びましょう。
将来的な電気代に関わる「究極の省エネ技術」を比較
エコキュートは、電気代の安い夜間にお湯を沸かすことで省エネを実現していますが、AIによる学習機能と熱回収機能を併用することで、さらなる省エネを目指せます。
パナソニックのAIエコナビや三菱の省エネ制御のように、過去の使用湯量をAIが学習し、無駄なくお湯を沸かす機能は、電気代を抑えるのに役立ちます。
さらに、三菱のホットりたーんや、パナソニックのぬくもりチャージといった熱回収機能は、お風呂の残り湯の熱をタンクに戻し、翌日の沸き上げエネルギーとして再利用する画期的な技術です。
この熱回収機能は、電気代節約に直結するため、ランニングコストを徹底的に抑えたいという方には、三菱かパナソニックがオススメとなります。
太陽光発電ユーザー必見!「太陽光連携・災害対策」機能を比較
日中に発電した余剰電力を、効率よくお湯の沸き上げに使う太陽光連携機能は、必須の機能となりつつあります。
その証拠に、コロナ・日立・三菱・ダイキン・パナソニックの全社が、天気予報やAIを活用して余剰電力を昼間の沸き上げに回す機能を備えています。
メーカーによって機能の名前は異なりますが、基本的な考え方や仕組みは共通しています。
また、近年は災害への備えも重要です。
気象警報と連動して自動で満タン沸き上げを行うコロナや、専用アプリで緊急沸き上げ設定ができるダイキンなど、災害対策機能もメーカー選びの重要なポイントとなります。
メーカー独自の「便利機能」でさらに差をつける!
基本機能の他に、メーカーが独自に設けている便利機能にも注目です。
例えば、パナソニックのうっかりアシストは、湯はり時の浴槽の栓の閉め忘れを検知して通知する機能があり、水の無駄を防いでくれます。
また、日立のGPSおかえり連絡は、設定距離に近づくと通知が届き、湯はりを促してくれるので、共働き夫婦にとっては非常に便利な機能です。
他にも、三菱にはTOTOシステムバスと連動して浴槽掃除から湯はりまでを自動化する、おそうじ湯はリンクなど、特定の設備との連携に強みを持つモデルもあります。
こういったプラスαの機能も比較することで、最終的にメーカーを決めやすくなるでしょう。
各メーカーの詳細は以下の記事をご覧ください。
【コロナ】 【日立】 【三菱】 【ダイキン】 【パナソニック】
エコキュートの導入にはいくらかかる?費用と経済性をシミュレーション
エコキュートの導入を検討する時に、大きな障害となるのが、初期費用の不安です。
エコキュートの本体価格は機能や容量によって異なりますが、本体価格に加えて工事費用、古い給湯器の撤去費用、電気工事費などが追加されるため、高額になりがちです。
しかし、エコキュートは長期的に見れば、従来の給湯器よりもランニングコストが大幅に抑えられるため、初期投資を回収できる可能性が高いと言えます。
ここでは、費用に関する具体的な相場や、お得に導入するための情報、そしてランニングコストをシミュレーションしていきます。
エコキュートの導入にかかる初期費用と設置工事費の相場
エコキュートの本体価格は、370リットルの標準的なモデルで、メーカー希望小売価格が100万円前後ですが、実際の購入価格は販売店によって大きく異なります。
工事費込みの総額で考えると、一般的な目安として35万円から60万円程度が相場となるでしょう。
大切なのは、初期費用が高いと感じても、将来的な省エネ効果や長寿命であることを考慮し、トータルコストで判断することです。
また、複数の専門業者から見積もりを取り、内訳を比較検討することも大切です。
【2025年最新】国・自治体の補助金を最大限活用する方法
エコキュートの導入を検討する際、補助金を活用することで、初期費用の負担を大きく減らすことができます。
嬉しいことに、2025年11月28日、経済産業省より、2026年もエコキュートの補助金交付が継続して行われることが発表されました。
補助金は最大12万円、対象期間は2025年11月28日以降に着手した工事が対象となります。詳細は、「2026年も継続決定!エコキュート補助金の最新情報と経緯」をご覧ください。
年間の電気代シミュレーション:メーカー・機種ごとの差はどれくらい?
エコキュート導入後の最大のメリットは、ランニングコストの削減です。
メーカーや機種によって省エネ性能に差が出るため、幾ら削減できるとは言えませんが、年間の電気代に換算すると、3万~10万円程度が平均的です。
特に熱回収機能やAI学習機能が充実したモデルは、日々の無駄を極限まで減らせるため、長期的な電気代削減に有利となるでしょう。
失敗しないための最終チェックリストと購入への流れ
設置場所と環境の確認
エコキュートには、貯湯ユニットとヒートポンプユニットという2つの機器があり、どちらも屋外に設置されます。
そのため、沿岸部に住んでいる場合は、塩害対策モデルを選んだり、冬場の冷え込みが厳しい地域では、寒冷地対策モデルが良いでしょう。
また、都市部の狭小地では、設置スペースの確保が課題となることがあります。
特に貯湯ユニットのサイズはメーカーや容量によって異なるため、設置スペースに無理なく収まる機種を選ぶことも大切です。
故障時の安心感が違う!各メーカーの保証とアフターサポート体制
エコキュートは10年程度使用できるとはいえ、使用中に故障する可能性はもちろんあります。
そこでチェックしたいのが、保証やアフターサポートです。
メーカーによる保証は、本体が1〜2年、冷媒系統が3年、タンクが5年などと定められているのが一般的です。
しかし、機器のトラブルは保証期間外に起こることが多いため、5年・8年・10年などの延長保証に加入することをおすすめします。
また、万が一の故障時に、エコキュートを買った販売店が、迅速に対応してくれるかどうかも重要です。
メーカーの修理窓口だけでなく、一次対応を任せられる地域密着の業者のサポート体制も確認しましょう。
あなたの希望を叶えるメーカーを選んで快適なエコキュート生活を
エコキュート選びで重要なのは、価格の安さだけでなく、高圧給湯・省エネAI制御・お風呂の清潔機能など、自分のライフスタイルにピッタリの一台を見つけることです。
最後にもう一度、各メーカーの比較表を見て、最適な一台を見つけてください。
| 機能の概要 | コロナ | 日立 | 三菱 | ダイキン | パナソニック |
|---|---|---|---|---|---|
| 温浴・美肌効果を高める機能 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | × |
| 高圧給湯機能 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| お湯を紫外線などで除菌する機能 | × | 〇 | 〇 | 〇 | × |
| 配管などを自動で洗浄する機能 | 〇 |
〇 |
〇 | 〇 | 〇 |
| 省エネ制御機能 | 〇 | 〇 | 〇 | × | 〇 |
| 太陽光発電と連携する機能 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| 外出先で操作できる機能 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| 浴槽のお湯の熱を再利用する機能 | × | × | 〇 | × | 〇 |
| 高い保温性と省エネ性能を持つ機能 | 〇 | 〇 | 〇 | × | 〇 |
エコキュートは、設置後のメンテナンスや万が一の故障時の対応も大切です。
エコキュートの疑問や不安、更なる詳細情報が欲しい場合は、愛知県に拠点を置き、地域密着で迅速な修理対応と充実した長期保証を提供できる中日設備に、お問い合わせください。


